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飽和状態の水蒸気にさらに熱を加えることで発生する過熱水蒸気。高いエネルギー密度と熱効率を持ち、多くの工業プロセスや発電所などで使用されます。
過熱水蒸気(かねつすいじょうき、英: super heated steam、略称:SHS)は、水蒸気の状態の一つで、飽和水蒸気温度(約100℃)を更に加熱したもので、無色透明の水蒸気(H₂O)ガスです。 一般的に、水が熱されて蒸気に変化する過程で、水蒸気が飽和状態になると、さらに熱を加えることで過熱水蒸気となります。 過熱水蒸気は、高いエネルギー密度と熱効率を持ち、多くの工業プロセスや発電所などで使用されます。
過熱水蒸気(SHS)は熱風と比較し4倍の熱エネルギーを保有(容積当たり)し、対流、輻射、凝縮の複合伝熱による加熱が可能です。
過熱水蒸気雰囲気下は、不活性ガスと同様の極低酸素雰囲気効果が得られ、酸化抑制、熱分解処理、炭化処理が可能です。
過熱水蒸気(SHS)の特性により、処理雰囲気下を極低酸素化する事で、炉内内部での燃焼を起こすことなく、安定した熱処理を実現します。
不活性ガスと同等効果がある過熱水蒸気雰囲気下でする事で、処理物の酸化抑制効果による高品質化を図ります。
(酸化抑制および残留C量低減による金属溶解時の歩留まり向上、安全溶解)
処理物のエネルギーと発生する排熱を最大限活用し、設備システム内でヒートリサイクルを行い、低ランニングコスト(省エネ化)を図ります。
(設備昇温用熱源、廃熱ボイラによる蒸気生成エネルギーとしての活用)
顧客ニーズおよび処理条件に応じた最適パターンをご提案致します。
電気ヒータを採用する事で容易な操業と緻密な温度コントロールが可能であり、高温域(~800℃)まで処理が可能なタイプ。
電気ヒータを採用する事で容易な操業と緻密な温度コントロールが可能であり、高温域(~800℃)まで処理が可能なタイプ。また、廃熱ボイラを採用する事で、蒸気生成エネルギーを省エネ化
処理物のエネルギー(熱量)を最大限サーマルリサイクルした省エネタイプ。処理物の発熱量に合わせた最適な排ガス系を設計・排熱活用する事で飛躍的に処理原単価を低減します。
処理物のエネルギー(熱量)を最大限サーマルリサイクルした省エネタイプ。処理物の発熱量に合わせた最適な排ガス系を設計・排熱活用する事で飛躍的に処理原単価を低減します。また、廃熱ボイラを採用する事で、蒸気生成エネルギーを省エネ化。
研究開発用途(品種改良や次世代粉体の開発)またはロータリーキルン化への検証としてお客様の熱処理ニーズに応じて設備導入に向けた検証試験が実施できます。
連続式ロータリーキルンであり、熱源を電気ヒータによる外熱加熱方式を採用している為、容易な温度コントロールが可能。
小型バッチ式ロータリーキルンであり、電気ヒータによる容易な温度コントロールおよびバッチによる少ロットサンプルにおける性能評価も容易に可能。
熱風循環式のメッシュベルト式オーブン装置。ロータリーキルンで対応出来ない異形材やパーツ材のテスト性能評価が可能。
簡易テスト用のBOXタイプ装置(バッチ式)
特4199758号 「混合物及び混合廃棄物の脱脂およびリサイクル装置」
特4134150号 「マグネシウム合金、マグネシウム合金を含む混合物の脱脂処理装置および脱脂処理方法」
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